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zoom RSS Quick Method for Matching Diodes/Transistors

<<   作成日時 : 2006/11/10 01:35   >>

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シンセ自作で面倒なことの一つに、アンチログ回路やラダー型VCFのために、ダイオードやトランジスタのマッチングをとらなければならないことがあります。Moogではマッチング用の回路も公開してくれていますが、結構面倒です。今日は、私の簡易な方法を紹介します。

●ダイオードの場合は、これだけです。

  「テスターでアノードカソード間の抵抗を測る」

○なぜこれでいいのか:
・マッチングを取ろうとしているのは、電圧と電流の関係のカーブです。テスターの抵抗測定だけでも、カーブ上の1点が十分に近いかは調べることができるからです。
・より厳密なマッチングをとりたいのであれば、テスターのレンジを変えると、流す電流、かける電圧が変わるので、電圧-電流カーブの別の点を調べることができます。

○どれくらい合えばいいか:
・2mVのマッチングであれば、抵抗値の差が約7%までOKです。
・1mVのマッチングであれば、抵抗値の差が約3%までOKです。

○測定で大事なこと:
・測定するたくさんの素子の温度を同じにする努力をしてください。
・私の場合は、ブレッドボードにたくさん並べておいて、温度が一定になるまで放置します。
 適当に時間がたったところで、テスターで次々に測っていきます。
 (固定してあるので、温度が変わる前に瞬時に測れます。)
 抵抗値を比べて近いものを、マッチングペアとします。
・ダイオードに触ったり息を吹きかけると、温度が変わり、あっという間に抵抗値も変わりますので注意してください。


●トランジスタの場合も同様です。

  「コレクタとベースをショートして、ベースとエミッタの間の抵抗を測る」

○なぜこれでいいのか:
・Vbe-Ic(Vbe: ベース-エミッタ間電圧、Ic: コレクタ電流)の特性を合わせなければならないのですが、Hfeが100を超えていれば、Ib(ベース電流)の影響は1%以下です。本当に問題となるIbの差の影響はさらに数分の一以下なので無視できます。
・トランジスタが飽和しているのですが、そこまで気にする必要は無いでしょう。(それを気にするのであれば、MoogのVCOは動作点が大きく違うのでマッチングの意味が無いことになります。)

おわり
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