Parametric Equalizer Using FDNR-Based BPFs Pt. 2.

FDNRを変形したBPFを使って、2バンドのパラメトリックイコライザを作りました。

BPFの説明:
https://houshu.at.webry.info/201504/article_1.html
https://houshu.at.webry.info/201505/article_1.html

以前設計したパラメトリックイコライザの回路:
https://houshu.at.webry.info/201504/article_2.html

■今回製作した回路:

ParaEqSimL2band.pngQ in the figure is wrong. Actually, Q = 1, 3, 10, 1, and 10.

キャパシタ{Cq}の切り替えでQを可変にします。(図に記入したQの値が間違っていて、本当はQ=1, 3, 10, 30位で切り替えています。)中心周波数を変化させる{Rf}は、2連のCカーブが望ましいです。(簡単には入手できないと思いますが、昔、50kΩの4連VRを入手していたので、それを使いました。)

今回の回路で一番苦労したのは、2つのバンドの干渉による発振を止めることでした。以前の設計では、干渉させないように、オペアンプを分けてフィードバックをかけていたのですが、今回は頑張って、一つのオペアンプでフィードバックをかけています。干渉を小さくするように、低域用のフィルタにだけ抵抗R7を入れたり、キャパシタC10でオペアンプの利得を意図的に少し落としたりしています。

■周波数特性:

ParaEqSimL2band_frq.png

干渉が全くないわけではないのですが、シミュレーションでは異常なピークはないです。Qを小さくすると、中心周波数が動くのですが、2,3%で、山が緩やかなので問題ないと思います。

■実機の写真:

いつものように、ポリプロピレンの箱です。中の基板は4㎝角の万能基板にアンプが組んであるだけで、多くの部品が可変用なので、パネル裏に空中配線でぶら下がっています。

IMG_8309s.JPG

IMG_8310s.JPG

実機でも、発振しませんでした。実は、組み立ての最初は、間違って高域用のフィルタにも抵抗やキャパシタを入れてしまったのですが、発振してしまいました。これをシミュレーションでうまくいった定数にしたところ、発振が止まりました。

Qをとても高くできたり、±20dBで発振しないのは、なかなかうまくできたと自負しています。でもゲインの可変幅±20dBはやりすぎだったようで、ハムが強烈に聞こえたり、入力信号と周波数が一致すると簡単に歪んでしまったり、ちょっと使いにくいです。

おわり

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