Oberheim SEM (Synth Expander Module)

昔、解説を書きかけて、放っておいてしまっていました。コメントだけですが、公開してしまいます。

http://www.synthfool.com/docs/Oberheim/Oberheim_SEM1A/SEM_1A_Schematics.pdf

■EG
Q19とQ20はフリップフロップを形成している。EGの出力はQ20に入っていて、出力がAttackレベルを超えると、Q20がONになり、フリップフロップが反転し、Decayモードに入る。Decayモードでは、Q24のエミッタ電圧までQ25を経由して放電される。ゲートが終了するとQ25のエミッタがほぼ0.6Vになり、Releaseになる。C12は0.6Vまでしか放電されないが、バッファで0.6Vだけ下にシフトしているので、出力はほぼ0Vまで下がるはず。

■LFO
シンクロのかけ方がうまい。波形整形して長めのパルスにして、FETスイッチをONにする。ONの時間は長いので、低い電圧まで強制的に確実に下げる。

■VCO
コンデンサは遠いC3(1000pF)。積分バッファはペアのFETを使用。ソースフォロワのオフセットが定電流回路でキャンセルされるので直流電圧が大事な回路で使える。ただし、出力インピーダンスが高いのでさらにバッファQ4あり。アンチログの高域補償がうまい。おそらく調整しやすい。最近もほぼこのままの回路を使う例がある。

■VCF
位相補償を工夫。各積分器のバッファは出力インピーダンスが高いので、ボルテージフォロワによるバッファがついている。

■VCA
センタータップつきのVRでVCFからノッチも得られる。多分この機種だけ。今、こんなVRは入手できない。昔の測定機用だと思う。

■電源
精度のために、モジュールごとに安定化電源がついている。モジュールへの電源供給は、非安定化ではなく、これも18.5Vに安定化している。多分ノイズを意識した設計。

おわり

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