Polivoks VCF

ソビエト製の有名なシンセのVCFについて説明します。

回路図はあちこちにあります。
本物の回路はRuskeysにあります。

http://www.ruskeys.net/

まずVCF回路をシミュレーションしました。LM4250のモデルはネットで見つけました。

回路図:
画像


一見、非常に簡単で驚きますが、基本的に状態変数型フィルタです。OTAによる積分器をプログラマブルオペアンプLM4250で置き換えて、HPF出力がない形にすると、こんな構成でできます。

指数変換回路はとても簡易で、温度補償もしていないようです。LM4250による可変積分器が制御しにくく、高精度な指数変換回路を使う価値がないのではないかと推測します。

波形:
画像


カットオフ周波数は6kHzくらいまでしか上がりません。本物はLM4250よりはuA776に近いオペアンプらしいので違うと思います。ネットで見つかる作例はLM4250が多いですが、どうなのか気になります。

さらに実際に作るつもりで、単電源にして設計してみました。

回路図:
画像


指数変換は、元の回路で温度補償がないのが気に入らないので、ベース結合のそれなりに性能のでる回路にしました。ARPの回路でも大丈夫です。

単電源にするために、Q1のエミッタの電圧を持ち上げました。エミッタに抵抗が入ると指数特性が曲がらずまっすぐになるのですが、電流が少ないので影響は少ないです。

LM4250の駆動力が小さいので、ゲイン不要でも出力バッファは必要と思いつけました。ゲインがあとからでも付けられるような回路にしました。

周波数特性:
画像


これは元の回路とほぼ同じです。

波形も入力2Vppくらいまではほぼ同じです。4Vppでは、LM4250の出力まではほぼ同じですが、バッファがクリップするので、元回路とは違ってしまいました。クリップしにくくなるようにRail-to-Railのほうがいいようです。

おわり




Waldorf ROCKET アナログシンセサイザー【国内正規品】
WALDORF

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by Waldorf ROCKET アナログシンセサイザー【国内正規品】 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック