Rolls RPQ160 Parametric Equalizer

機能は普通のパラメトリックイコライザなのですが、回路はとても珍しいです。私はこの製品でしか見たことがないです。

製品マニュアルに回路図もついています。
http://www.rolls.com/pdf/M_RPQ160.pdf

パラメトリックイコライザなのですが、回路はグラフィックイコライザに似ています。Bridged-Tフィルタを使って、LC直列共振回路と等価になるような回路を作っているようです。

一部定数が書かれていないだけでなく、書かれている定数にもおかしいところがあります。ゲインを変えるVRは100kΩと書かれていますが、そんな大きな値では、ゲインが滑らかに変わらないはずです。このVRを10kと仮定して、他の定数を探るべくシミュレーションで試行錯誤してみました。適切そうに見えるところまで届いていませんが、紹介します。

回路図:
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周波数特性:
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残念ながら、Qを変えるとピークの高さが変わってしまいます。多少の試行錯誤ではうまくいきませんでした。

(2018年4月15日追記)
Moogのパラメトリックイコライザと基本的な回路は同じでした。Moogの回路ではQの変化で利得が変化しないように2連の特殊な可変抵抗を使っているのですが、この回路では2連になっていません。果たしてどうなっているのか?

おわり

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  • Rolls RPQ160 Parametric Equalizer Pt.2

    Excerpt: Rollsのパラメトリックイコライザで、うまくシミュレーションできないと報告しましたが、記載通りの回路でそれなりの特性になりました。 Weblog: アナログ電子楽器の回路を読む racked: 2018-05-01 21:44