Monotron Pt. 3: VCF

回路図はこちら: http://www.korg.co.jp/Support/Manual/download.php?id=512

■VCF

・VCF用ハイブリッドIC、Korg35の回路にそっくりです。オペアンプがLM324ですが、これなら確かに、宣伝にある通り、MS10と同じ回路と言えると思います。

・フィルタの構成はいわゆる2次のSallen-Kay型で、Q13、Q14が可変抵抗になっています。C20、C21がフィルタのコンデンサです。C22はかなり大きな値ですが、レゾナンスを広範囲で安定させるための位相補正が主目的なはずです。

・Q12はQ13、Q14の温度特性を補償しています。使い方はKorg35とは異なり、エミッタとコレクタが逆ですが、多分音への影響は無いと思います。

・加算器IC4DでVCOからの信号とLINE INからの信号を加算して、VCFの歪みが許容範囲に下がるように減衰させています。インピーダンスが低いほうがいいので、オペアンプの出力を直接接続しています。

・このVCFではサーというノイズが入りますが、原因は回路形式自体とオペアンプのノイズだと思います。信号レベルが小さいところにノイズが少なくないLM324を使っています。信号レベルは低くするしかないので、オペアンプを変えてもあまり改善しないかもしれません。

・D1、D2は、発振させたときに振幅制限します。大きな音を歪ませる効果もあります。

・GATEからQ10で経由でVCFがON/OFFされています。IC2C出力のゲートがある場合、あるいは、LINE INにプラグが刺さっていない場合には、IC4Aの3番ピンBias電圧になりVCFがONになります。そうでない場合には、3番ピンはGNDに近くなり、カットオフ周波数がとても低い値になるので、VCFはOFFになります。これを実現するため、IC4Aの使い方やQ12に至る定数が工夫されているように見えます。

・R63とR73はオペアンプ出力段の歪を少なくするためだと思います。電流を流しておくとクロスオーバー歪が軽減します。

つづく


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