Polyvoks (Polyvox) VCO & VCF

ポリボックスは、ロシア製シンセで、おそらくもっとも有名だと思います。

■いろんな情報

○写真や基本情報
  http://www.ruskeys.net/eng/base/polivoks.php
○設計者へのインタビュー他
  http://analogik.com/instrument_polivoks.asp
○設計者本人のサイト
  http://www.muztech.ru/
○マニュアルと回路図(当然ロシア語ですね。笑)
  http://www.ruskeys.net/eng/pasp/polivoks/pasp.php

■VCOの説明

○VCOの回路図
  http://www.ruskeys.net/pasp/polivoks/c/polcxem11.jpg

・MoogとMS20を混ぜたような回路です。多分研究して取り入れたのだと思います。
・A3とA4(トランジスタアレイ)でアンチログを構成。
・A5とA4はアンチログ回路を恒温化するヒーターとその制御回路。
・A6は10Vの基準電圧を作るためのバッファ。(図面で10Bとあるのは10Vのようです)
 (ここまではMoog的です。)
・C5がアンチログ電流を積分するキャパシタ。値は5600pではないかと思います。
・V1, V5, V6, V7でPUTを構成。C5の下端の電圧を検出してリセットをかけます。
 (ここはMS20やTB303と似てます。)
・A7は、C5の電圧を外に取り出すためのバッファ。ノコギリ波が出力されます。
・A9はノコギリ波から三角波を作るための全波整流回路。
 (ここはMS20とそっくりです。)
・A10はノコギリ波を方形波に変換するためのコンパレータ。


■VCFの説明

○VCF(とEG)の回路図(ちょっと見ても分からないですよね)
  http://www.ruskeys.net/pasp/polivoks/c/polcxem14.jpg
○VCFだけを取り出したモジュール製作
  http://m.bareille.free.fr/modular1/vcf_polivoks/vcf_polivoks.htm
 その回路図(これならなんとなく分かるでしょうか?)
  http://m.bareille.free.fr/modular1/vcf_polivoks/polivoks_schem.pdf
  この回路図の方が見やすいので、こちらを使って説明します。

・このVCF回路の特徴は、一見、フィルタや時定数を決めるコンデンサが見えないことです。
・プログラマブルオペアンプU3とU4(UA776あるいはLM4250)を2段継続接続しているだけですが、これらのオペアンプの帯域幅が、バイアス電流にほぼ比例することを使って、VCF全体のカットオフ周波数を変えています。時定数を決めるコンデンサはオペアンプ内部にあることになります。
・オペアンプの利得がありすぎるので、R14, R15をオペアンプの入力端子間につないだアッテネータで信号レベルを下げています。
・フィルタとしては状態変数型です。BPとLPの出力があります。
・ここまで簡単だと感動的ですね。


●おまけ1:UA776(本当はUはμです。)
・データシートのあるサイト
http://www.datasheetarchive.com/pdf/ua776-datasheet/ua776-datasheet.html
・741の定電流源を外部から制御できるようにしてます。

●おまけ2:VCA
○VCA(とEG)の回路図
  http://www.ruskeys.net/pasp/polivoks/c/polcxem13.jpg
・A1とA3が謎なのですが、どうもバランスドモジュレータ用ICか、それ用のトランジスタアレイではないかと思います。
・VCAが2段あるところがMinimoogと似てます。

おわり

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