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zoom RSS Trapezoid Generator Using LM3900

<<   作成日時 : 2011/06/23 00:46   >>

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EMSのEGであるTrapezoid Generatorと似たような機能を簡単な回路にしました。Juergen Haibleさんの回路(
http://www.jhaible.de/trapezoid/trapezoid.html)を参考にしました。実際に作ったわけではありませんが、LM3900を使ったシミュレーションまではしてあります。

画像
Trapezoid Generator with Functions Like EMS.
Tested only on LTspice.


回路動作を左から順に説明します。

・左のU5はDecayを電圧制御にするためだけにあります。SergeのVCOと同じです。

・U4は積分器です。ここでAttackとDecayの充放電をします。これは本当に積分で、充放電は直線的です。

・U3はU4の出力電圧を反転しています。

・D2、D4を経由して再度CR積分しています。この積分は対数的な充放電カーブになります。

・R12,R14,R29によるバイアス回路は、後のシュミットトリガをうまく動かすためのものです。またR12はほぼR20やR25の最大値と同じ値で、R20が大きい場合には充電された電圧が上がらないようになります。逆にR25が大きい場合は放電後の電圧が下がらなくなります。

・U6はリミッタつきの増幅器です。C10に充電された電圧のバッファです。

・U7はシュミットトリガです。ゲート入力でその閾値が変わるようになっています。ゲート入力がない(Lowレベル)のときには発振が継続するような閾値になります。ゲートがHiの時には閾値が高くなりすぎて発振が継続できなくなります。

・LFOとして動くときには、後段の積分、つまりC10への充放電でONの時間、OFFの時間が決まります。充放電時間を決めるR20やR25が大きい場合はR12と分圧される電圧までしか上がれないので発振が停止します。

・積分器が2段あるので、面白い波形が出てきます。LFOのときには三角波も正弦波的な波形も出ます。ただし位相はずれています。

・(念のための注意)ツェナーダイオードはLTspiceに標準である8.2Vのものを使いましたが、他のツェナー電圧の場合、多少抵抗値を変える必要があると思います。



各部の波形例です。VRの値は下につけた拡大した回路図を見てください。(ちょっと見づらくて申し訳ありません。)

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Gateがない時に台形波と正弦波のような波形が出ます。


画像
AD型のEGが繰り返されるような波形も出ます。


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OFF TIMEを最長(1 Meg Ohm)にすると、再トリガがかからず、AR型のEGになります。


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ON TIMEとOFF TIMEを短くするとほぼ普通の三角波LFOになります。


おわり

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