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zoom RSS Electro Harmonics Bad Stone Phaser Pt. 1

<<   作成日時 : 2006/01/06 01:06   >>

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とても古いエレハモのPhaserです。

 「VCR(電圧制御抵抗)にCMOSロジックICの4009を使っただけ」

かと思っていたのですが、r0r0さんが製作を検討し始めたのに触発されて回路をよく見てみると、とてもトリッキーで面白いので説明することにしました。(トリッキー過ぎて、理解にとても骨が折れました。)

画像


この回路図は、r0r0さんの回路図に、説明用に少し書き込みをしたものです。(使用許可を下さったr0r0さんに感謝です。)

■信号経路
5段の可変APFと1段の固定APF,合計6段のPhaserです。入力から順に説明します。

・U2aはプリエンファシスのためアンプ。高域を持ち上げておいて、ノイズを少なくしようとしている。
・R6とR22で約20dB減衰した信号がバッファのU3a経由でAPFに供給される。この減衰は、信号レベルを下げてAPFのMOS-FETでの歪を少なくするためらしい。
・U4a, U1b, U1a, U3b, U2bは可変APFを構成している。
・可変APFのVCRとしてCMOSロジックICのインバータ 4009(U5)を使っている。各インバータはPチャネル、Pチャネル合わせて5個のMOS-FETから構成されているが、実際にVCRとして機能しているのはNチャネルMOS-FETだけ。それ以外のMOS-FETは動作しないように、VDDとVCCがインバータの入力に接続されている。

・U2bは利得のある固定APF。(R29とR30はフィードバックのためなので、R29=ショート、R30=オープン、とすると分かりやすくなると思います。)APFになる条件は、利得をAとして、

A = R18/R17 = (R18+R1)/R1

この回路の定数では、ちょうど利得Aが、R6とR22の減衰に対応しており、信号のレベルが元に戻ることになる。

・APFを出た信号は、R18とR19でミックスされて、出力へ。
・R18, R19, R21, C10はディエンファシスを構成している。U2aのプリエンファシスのほぼ逆の特性になっている。
・R29、R30、FEEDBACK(100k)はフィードバック(レゾナンス)を作るための回路。R29のおかげで、フィードバックされる信号は、出力に行く信号より少し大きめになる。(この辺の回路定数は結果オーライでなんでもありなので、試行錯誤したのだと思います。)

つづく

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回路図貼り忘れてました。ごめんなさい。
houshu
2006/01/08 02:11

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