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<<   作成日時 : 2005/12/04 01:44   >>

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コルグ、デルタのVCF回路図他が公開されました。

  http://img204.imageshack.us/img204/793/vcfadsrsmall4df.jpg   (でかいです)

基本的には、4次のSallen-Key風フィルタです。「風」というのは、各段にバッファが入った形になっていて、厳密にはSallen-Key型でないからです。(各段バッファつきのフィルタには、確か発明者の名前がついていたと思うのですが、思い出せません。)

入力が2つあり、LPFとBPFが切り替えられるようになっています。他の場所に入力点を作ればいろいろな特性が得られると思います。

変わっているのはレゾナンスです。レゾナンスを得るために、「RES」と書かれたVR13から、IC9の2-3-4番ピンのオペアンプ、C21、C23を経由して正帰還をかけています。これだけでなく、正帰還の量によって全体の利得が変化してしまうことを抑えるために、R138を通じた負帰還をかけており、正帰還と同時に負帰還の量も変化するようになっています。

4次フィルタは、負帰還でもレゾナンスを強めたり発振させることができるのですが(MoogのLadderフィルタや、SSM2040のフィルタのように)、レゾナンスを上げると通過周波数域の利得が大きく落ちてしまいます。(それはそれでいいこともあるのですが。) このDeltaのVCFでは、正帰還と負帰還を巧妙に組み合わせることによって、レゾナンスを変えても通過周波数域の利得が変化しにくくなっています。

振幅を制限する要素がないところからみて、発振させないように使うと思われます。もし発振するとすごい音量になるはずです。モノシンセではないので、使っていて発振してしまったら大変です。VR12は、レゾナンスを最大にしても発振しないように調整するのでしょう。モジュールとして自作するなら、発振可能にすると楽しいかもしれません。

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コメント(2件)

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Sallen-Key風で、各段にバッファが入っている構成のフィルタは、Bach型というそうです。
houshu
2005/12/29 00:36
全回路図もありました。

http://homepage.mac.com/synth_seal/html/ds_delta.html

の一番下です。
houshu
2007/05/18 12:28

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