アナログ電子楽器の回路を読む

アクセスカウンタ

zoom RSS Vibrato from "The Stompbox Cookbook" Pt. 1

<<   作成日時 : 2005/10/25 02:11   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

洋書「The Stompbox Cookbook」 by Nicholas Boscorelli からビブラート。ちょっと珍しい回路だけど、OTAを使ってAPF(オールパスフィルタ:全部の周波数を通すけど位相だけ変えるフィルタ)を制御する方法が分かり易いので紹介します。

書籍は絶版なのですが、記事は、ビブラートの回路「Vibrato-Matic」として、以下のサイトにあります。(書籍にはフェイザーの記事もありますが、回路は似たようなものです。)

  http://www.moosapotamus.com/othercoolstuff.htm

APFで位相を揺らすことによってビブラート効果を得ています。(ちなみに、Bossのビブラートは、BBDを使った回路で、クロック周波数を揺らすことで、ビブラートを得ています。)

1段で動かせる位相の量は大きくないので、多段接続が必要です。高域に行くほど必要な位相変化量が大きいので、高い周波数ほど、位相変化が大きくなるように、各APFの中心周波数をずらしています。

さて、ここで説明したいのは、各段のAPFです。一見複雑なのですが、実はとても簡単なアイデアでできています。オペアンプを使った1次APFでの可変抵抗を、OTAによる電圧制御抵抗(VCR)に置き換えただけです。

OTAによるVCRは、13600のデータシートに出ている回路とほとんど同じです。

  http://www.national.com/ds/LM/LM13700.pdf

のFig.9が一番近いです。(ただし、記事ではデータシートにあるコンデンサが使われていません。)

つづく

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
Pearl PH-03 Phaser Pt. 2
■APF部分の基本: ○APF各段は、Fig. 1のような構成になっています。 ・オペアンプを使ったAPFの可変抵抗を、CMOSのインバータで実現しています。 ・インバータで可変抵抗を実現するために、インバータの電源電圧を変化させることによって、Gm(トランスコンダクタンス: 入力電圧の変化に対する、出力電流の変化の比)を制御しています。「Gmが制御される」ということは、一種のOTA(Operational Trans Conductance Amplifier: 電圧入力、電流出力... ...続きを見る
アナログ電子楽器の回路を読む
2005/11/13 04:12

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
KORG monotron (モノトロン)
KORG
ユーザレビュー:
毎日使っていると楽し ...
安い、簡単、太い音、 ...
モデリングではありま ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る
ド素人のためのオリジナルエフェクター製作 (シンコー・ミュージックMOOK)
シンコーミュージック【増補改訂版】
遠藤 智義
ユーザレビュー:
表紙がファンキーです ...
本当に使えるエフェク ...
意外にも中級者でも読 ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る
Vibrato from "The Stompbox Cookbook" Pt. 1 アナログ電子楽器の回路を読む/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる